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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア
朝食中は良かったが、その後の採寸‥
女性のパワーというか迫力というか‥‥
『幾らルーク様でも、女性の採寸に立ち合う事は失礼で御座います!』
と、けんもほろろに追い出されてしまった・・
(はぁ‥
今日はよく追い出される‥‥)
暫くは客間に戻れないと思い、今度こそ中階で情報収集してから最上階へ。
その時に、盟主が昨日パウリーネの事で細かい指示をしていた事を知った。
調和と混乱の賢人は、盟主の指示に従ったのみ‥
全ては盟主の計算尽く‥だったらしい。
「・・・・・」
最上階もガタガタと騒がしい、特に自分の居室の隣の部屋‥どうやらパウリーネを此処に移すようにと指示があったよう。
(だから騒がしくなると‥‥)
確かに自分の居室と、パウリーネの居る客間は遠く、行き来は面倒‥
今のパウリーネだと、かなりの負担になる。
(でも良いのだろうか、盟主が住まわれる最上階で‥)
基本的に最上階は盟主専用‥
それを従者だからと盟主が賢人を押し切って、自分の居室が1つ。
後の部屋は殆ど使われていない‥
一番の理由は盟主にパートナーが居ない為、盟主の居室の半分は空いたまま・・
(だというのに‥‥)
パウリーネを最上階‥
これはこれで、少し居心地が悪い‥自分だけ女性を連れ込むなんて。