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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア



「様って・・・」


パウリーネの方も、いきなりのこの扱いに、目をぱちくりして驚きっ放し。



「騎士階級‥しかも盟主がお認めになられた方となれば、様付けが当たり前で御座います」


「朝食がお済みになられた後、パウリーネ様を採寸させて頂きます‥
新しいドレスを作るように、そう命を受けました」


「その後、昼過ぎになりますがお部屋の移動も‥
流石、盟主がお認めになられた方ですわ」


「「・・・・・」」


矢継ぎ早に言われ、自分もパウリーネも開いた口が塞がらない。


というより、何時の間にこんな用意周到な事を‥と言いたい気分・・



「とりあえず朝食は取る、だから朝食だけ置いて出ていてくれないか?」


「畏まりましたルーク様」


自分も様付け・・・


言った通り、朝食を置いてメイド達は出て行ったが‥
なんだろう‥一気にため息が出る。



「ルークさん・・・」


「とりあえず食べようパウリーネ‥
後から盟主に聞いて来るから‥‥」


「あ‥はい‥‥」


言ったものの、自分だってサッパリ分かって無い‥


どうせなら、先ほど説明してくれれば良かったのに、また自分は盟主にからかわれたのかも・・・



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