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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア
「・・・・・・」
夜会・ドレス・イヤリング
全く思っていなかった盟主の言葉に、自分はどうして良いのやら・・
(選べと言われても‥‥)
足元にまである金銀財宝の山から1つだけ選べというのは、どう選択して良いんだ??
「・・・はぁ‥‥」
溜め息しか出ないというのは、こういう事を指すのかと切に実感。
とにかく選べと言われたからには、選ばなくてはならず‥
自分は足元から適当に、イヤリングだけを目指して見て行く事に‥‥
(・・・
イヤリングと言っても沢山種類がある・・・)
デザイン・付いている宝石・大きさ‥
自分的には殆ど頓着していなかった‥
ただ、宝飾品と一区切りで、今のように細かく見ているのは初めて。
自分が触るのもと思うが、多少掘り出さなければ中の方まで見れない‥
此処までになると、金銀財宝というより只の物的感覚‥
こんな感覚で良いのかとも思うが、あまりにも大量過ぎて、綺麗とか価値があるとかを通り越してしまっている。
これで良いんだろうか?
「・・・・??」
永遠に探すのかと思う程、宝飾品を長々と掻き分け探し‥
少しだけ気になるイヤリングを、1つ見付けた。