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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第16章 一夜限りの花嫁ー幻の夜会ー
「・・・・・
せわしなく動いていますね、この国が引き金になるとして、本当の意味で勝つのは?
・・・やはりそうなんでしょう・・・」
戦争なんて勝つか負けるか、そして勝った国の言いなり。
ならばCross selsは、勝つと分かっている方への梃入れ‥
この本部遺跡と中央施設を守る為に‥‥
「どの国かは分かりました、ただこれは調和と混乱の賢人の責務‥
私は道を示すだけ、それに‥‥」
気になる星‥国が1つ。
私の半分の血に繋がる日本国、これが不思議な運命を辿ると。
「気にはなっても、私が手を出せる範疇では無い」
遥か遠い国‥独国から出る事が出来ない私に、日本という国は気になっても憧れでしかない。
「出来る事なら‥
"大人になり切れない大人"が住む国、行ってみたいものです‥
夢‥‥ですね‥‥‥」
そんな日が来るとは思えない、籠の鳥の私では羽ばたく事など土台無理な話。
「・・・
父の‥国‥
話だけは聞いた事が‥‥‥‥」
少々懐かしい記憶と共に、僅かながらの微睡みに落ちて行く‥
出来るなら日本に行ってみたい‥そんな思いを持ちながら・・・・・