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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第17章 2人のアドルフ
「はぁはぁ‥
テレーザ‥愛しています‥‥」
「ぁぁ‥私も‥コンラート様‥‥」
行為後の恋人同士の甘いキス‥‥本当に私らしくない・・・
ヤる事をヤり、愛の言葉を囁きテレーザは漸く納得したよう。
しっかり身嗜みを整え、何時もの親衛隊の顔に戻している。
「頂いたネックレス‥大切にします‥
では私は任務の途中なので失礼しますコンラート様」
「ええ‥
次こそは休暇中が良いです」
「はい・・・」
少しの笑顔を見せ、テレーザは地下シェルターを出て行った。
「・・・・・」
テレーザが出て行き暫く経ってから、部屋のコントロールパネルのボタンを1つ押す。
「・・・
不振な点は無く‥ですか‥‥」
私が見ているのは、この地下の監視カメラ‥
映し出される画像には、1階に上がるテレーザの姿。
「・・・
良いですよルーク‥
私に言ったくせに、自分は覗き見ですか?」
そう言った途端、この地下シェルターの別の出入り口からルークが姿を現した。
「その‥見るつもりでは‥
幹部級の出入り口から降りて来たら‥‥それで出るに出られず動く事も出来ず・・・」
「まぁ良いです‥
所詮演技セックス、見られたとて何も思いません‥
それより首輪上手くいきました、これで動きやすくなります」
「そうですか‥
こちらも資料を手に入れました」