この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第17章 2人のアドルフ

今の世で、星読みがどの程度解析出来るか?
そう思いエルンストに託して何年経った??
(思った以上に苦戦する)
やはり特定の一族か能力が無いと駄目なのだろう‥
占星術と星読みは別物、星読みが一部にしか出来ないからこそ、占星術などが生まれた。
(期待外れ‥なんでしょうか‥‥)
万人にという訳ではなく、私の代理が出来ないか?
この思いで、エルンストの話に乗ったのだが。
「現状は仕方ありません‥
ルーク、上に誰か居ましたか?」
「最上階は指導者のみでした」
「時間も時間ですし、都合が良いですね‥
上に行って来ます、此処は頼みましたよルーク」
「お任せ下さいゼクス様」
「ふっ‥
上手くなったもので‥‥」
揉みに揉まれ、ルークも切り替えが上手くなった‥
今の様子だと、暗躍と暗殺の後継はやはりルーク、離すのは惜しいが賢人は必要。
(・・・
肩入れし過ぎ‥
それは理解しています、ルークにしてもパウリーネにしても、私は過度に肩入れし過ぎる)
階段を上りながら、何度も考えた事が頭の中に蘇る‥
私はルークをどうしたいのか?ただし昔みたいな事は御免被りたいのも事実。
逡巡と考えながら、コンクリートの階段を最上階まで上り切った。

