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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第18章 彼女の動向



待つのはあまり気にならない‥
長きに渡って待つ事が多い私の立場、定期的に拠点とナチ党本拠地を行き来すれば良いだけ。


ただしルークの方は、本気でどうにかしようと、あれこれ考え色々な物を持ち込んでいたようですけど・・・






「・・・
決行時間は21時です、21時半丁度に監視ルームを制圧します良いですね?」


「はい、準備万端ですから‥」


「なんの準備やら‥
では行きます、これから先は連絡は出来ませんので‥‥」


決行当日、本拠地に入る前の最後の時間合わせ‥
私は最上階、アドルフの部屋まで行かなければならず、本拠地に入ってからルークとの連絡は不可能。


基本的にルークは、私に付いている下士官の態度を取っているから、ある程度は一緒に行動出来るが、最上階だけは無理。


今日はアドルフ以下、主だった面子は揃っている‥
そんな場所でルークを目立たせる訳にはいかない。




本拠地に入り、ルークとは1階で分かれた‥
私は地下のシェルターから最上階、ルークは時間まで通常行動・・・



(久しぶりに顔に笑みでも張り付けますかね?)


そこまで表情には出ない方だが、念には念を入れた方が良い‥
テレーザの動向1つで、私とルークが疑われるのは御免被りたい。



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