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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第18章 彼女の動向
「・・・
これが最初の布石になるだろう!
我が党が第1党となる為に!!」
「「「おぉ――!」」」
(今日は傲慢のアドルフの方ですか‥
まあ‥こちらが考えたんだから当たり前の話)
最上階のアドルフの居住区で、ナチ党幹部を集めたアドルフの演説。
ただしヒムラーは居ない、実行役でベルリン市内で指揮を取っている、そしてテレーザも実行動で本拠地の外。
「漸くか・・・」
「随分動きましたからねゲッペルスは‥
見事な手腕ですよ」
「使える物は使え‥
俺はメディアを利用したに過ぎん」
「それが当たりましたが‥」
ゲッペルスは古き習慣には捕らわれない‥
印刷技術、ラジヲと効果的に宣伝を重ね、アドルフの知名度を上げていった。
「後数分、ヒムラーなら上手くやるだろうさ‥
今から次々来るであろう報告が楽しみだ」
「ターゲット全員がほぼ射程距離です、逃すとは思えませんかね?」
「・・・
何処までヒムラーに入地恵したゼクス?」
「さしたる事は‥
ヒムラーの計画ですよこれは‥‥」
私に対して、多少の不信感を見せる事があるゲッペルス‥
アドルフが無条件で私を信頼しているのが面白く無い、それがありありと見て取れる。