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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!
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「政治も掌握し、随分武器開発に力を入れているようですゼクス様」
「独国王と言う名目が無くなりましたから、実力行使を選んだんでしょう‥
開発中の武器の詳細は、中将という立場の私なら簡単に入手可能、ルークはエルンストの方を頼みましたよ?」
「承知しました」
一発触発の今の欧州情勢、如何に自国が優位に立つか‥上の考えなんてそんなもの。
そして権力を手に入れたアドルフが次に目指すもの‥‥それは世界‥‥
玩具を手に入れた子供は、玩具を使って遊びたがる‥
国民と軍隊、武器と権力を使って‥‥
(まあ私には関係ありませんが‥)
同じ権力と力、玩具を持っていても、私とアドルフでは考え方が違う使い方が違う。
世界情勢などに一切興味は無い、私が遊びたいのは人間‥運命に振り回される様を楽しむのが私流。
「そうルーク‥
今ヒムラーが反対勢力狩りをしています、勿論ナチ党内も対象‥
あまり目立った動きは控える事です」
「・・・
そのお言葉、そっくりお返ししますゼクス様‥
大佐のターゲットになっていますが?」
「私ですか?
・・好きにさせます‥今のところは、逆に私を捕まえた方が怖いですよ??」
1人なら怖いものは無い‥
精々私を楽しませてくれる方法を思い付いてくれれば、それで文句などないのだが・・・