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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!
アドルフは名実共に独国の指導者となり、今は反対勢力を精力的に叩き中。
まあ‥まさかの展開に、アドルフも渋い顔をしていましたけど・・・
――――――――
それは居城を出る直前、賢人が差し出した1通の手紙。
内容的には至極簡単な事、だが差出人の方が問題‥
差出人は元独国王当人、Cross sels(クロスシールズ)と独国王家には、古からの盟約がある。
不可侵協定と、友好協定
これがある為に、Cross selsは独国王家に保護されて来た。
だが、時代が変わったと言うか、独国王家は急速にその力を弱め、今や風前の灯‥
そこで独国王は、Cross selsに国外逃亡の手助けをと要求。
友好協定‥盟約は守らねばならない・・・
アドルフ達が計画を実行する少し前、オランダを解し独国王をその財産と共に、堂々と汽車で脱出させる事に成功。
ヒムラーでは無いが、王家には立ち入れない、これを上手く利用したのが、独国王の国外逃亡の顛末。
アドルフは独国王を利用しようとしていたが、独国王の方が1枚上手だった。