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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!



少し郊外に近い拠点から、ベルリン中心部にあるナチ党本拠地へと車は走る・・・



「・・・
見事な宣伝振りです、此処まで徹底すれば民衆がアドルフ支持に回るのは当たり前ですか・・」


街の至る所にはアドルフのチラシ‥ポスターと言ったか‥
それが随所に貼られ、最近普及した街頭スピーカーでは、アドルフの演説が絶えず流れている。


この他にゲッペルスは、アドルフが書いた著書を民衆に推奨し、持たなければ独国国民では無い‥そう民衆を先導していった。


あの著書は、アドルフの夢の産物‥
傲慢なアドルフの予言は詰まっており、尚かつ既に何割かは事実になっている事。


これにより民衆は、アドルフは未来すらも読める指導者と、勝手な妄想そして感銘し積極的に支持者と変わってしまう。


本当に周到に考えたこと・・・



「・・・
親衛隊ですゼクス様」


「何か見付けたんでしょう、この手の耳はベルリン中にバラまいています」


合わせるようにヒムラーの追撃‥
思想に反感を持つ者への徹底した取り締まりをする事で、恐怖という支持を増やし、今ベルリンは指導者主義の真っ只中。



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