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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!
「場所を間違えるなよお前ら‥」
「「「勿論です!」」」
三つ叉の鋏を持ち、3名の下士官は私の側に近寄った。
「開くの手伝え」
「分かってる」
その鋏は、大人2人掛かりで開かないといけない程硬い‥
それを私の胸と脇腹の間、場所的に肺や内臓をギリギリ避けた場所に挟んでいく・・・
「・・・・・くっっ‥」
先が皮膚を貫き肉へと到達し、開いた穴からは血が流れ落ちる。
「どうだ?
鞭より効果的だろう‥
そのまま放置すれば、肉は腐り血は致死量を超えて抜け、俺達は何もしないで目的を達成出来る訳だ」
「・・・・・
それで・・・?
欲しいのは‥何です??
私の地位かゲッペルスの地位か‥
どの道無駄でしょう‥‥貴方では無理なんですよ、アドルフが求めるのは‥‥純粋なるアーリア人‥‥どうやら混血らしい貴方では、どう足掻いても今止まり・・・」
「なんだと!?
ふんっ、どうせ助かりたいが為の言い訳だろうさ」
「・・・どう‥‥取るかは‥‥人それぞれです‥
私はただ事実を言ったまで‥‥‥」
「貴様・・・・」
どうやら上手い事、私の口車に乗ってくれたようで‥
こうなれば、この大佐が動くのは時間の問題。