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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第19章 世界を我が手に!
「どうせ死んでるんだ、行くぞ暫く放置で良いだろう」
「「「はっっ!」」」
出て行こうとする大佐達を前に、私は漸く動き出す‥
十分に時間も稼いだ、お遊びは此処まで‥‥
「くすっ‥
ふふふ‥‥
愚かですね、せっかく遊んであげているというのに、そちらから終わらせるとは‥‥少々面白くありません」
「「「・・!?」」」
"ジャラ・・・バキッッ!!"
剣に貫かれたまま、私は動き出し、両腕を固定している鎖を簡単に引き千切った・・
「・・・なっ!?」
「こんな物で私が殺せると?
でしたら、とうの昔に私がやっています」
剣の柄を掴み、心臓を突き刺している剣をゆっくりと引き抜く。
カランと音を立て、床に落ちる血付きの剣‥
次に脇腹の鋏‥肉に食い込んでいるのを軽々と開き、これも剣と同じ床に放り投げた。
「やれやれ‥
こんなのを見たら、またルークに騒がれますね‥
ああ‥この手錠も邪魔です」
手錠の輪の部分を掴み力を込めれば、簡単に粉々になり床に落ちる‥
勿論反対側も‥‥