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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第20章 テレーザと中央施設
「こんな休日も良いですわねコンラート様?」
「ええテレーザ‥
良いデート日和です」
たまの休日・・・
私はテレーザをベルリン市内へと連れ出した‥
勿論理由は裏でルークの探りの為、私がテレーザを連れ回している間、ルークは自由に活動出来る。
「そう‥
市内から離れていませんが、サーカスが来ているようです‥
行って見ますかテレーザ?」
「サーカス‥‥ですか?」
「何と言ってましたか‥
確かロシアから来ている珍しいものだとか、一見の価値はあるとは思いますね」
「・・・
行って見たいですコンラート様」
「くすっ‥
テレーザも興味がありと‥
では行きましょう」
わざわざロシアと言ったのには意味がある‥
その意味は・・・
「ゼクス様、テレーザ・ルセックの調査報告が上がって来ました」
「かなり掛かりましたね?」
郊外の拠点で夜のひとときと思っていたら、ルークからの調査報告‥
渡された報告書を読んで、時間が掛かった理由を改めて理解。
「私の感に間違いはありませんでしたね‥
さて、どうしましょうか、私の意に染まぬ話です間接的にでも介入しましょうか」
「誰かをロシアに?」
「テレーザ・ルセックの出身国はロシア‥
そして‥‥まあそこは良いです、彼女の一存では無いでしょう」