この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第5章 ルークの面倒とミュンヘンの夜
「・・・
ええ‥今のは良い衝撃です‥
そのまま感が鈍らない内に続けなさい」
「はいっ!」
何故ルークに対し、こんな事までやる事になったのか・・・
話は少し前、暗躍と暗殺の賢人を粛清した事で、ルークに師事出来る者が居なくなった。
そして、あの時見せた技‥
あれは力でも何でも無く、胸に強烈な衝撃を与え、肋骨と心臓を破壊しただけ。
それを間近で見たルークは、何が何でも覚えたいと私に懇願‥
それで仕方無くだが、あの技を教えるついでに、師事までする事に・・・
(筋は悪くないです・・・)
とても子供とは思えない戦闘レベル‥
予想以上の知識吸収率の良さ‥
これなら多少訓練に付き合おうが、書庫に居ようが、全く邪魔にならない。
「・・はあああ―!!」
ドスンと良い衝撃波が響く・・
私のこの赤琥珀の瞳は、自然を見抜く力があり、ルークが出した衝撃波を目で捉える事が出来る。
まあ‥言う事は、あまりありませんがね。