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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第22章 現実と悲しき別れ



「そこで笑う」


「だって‥‥くすくす‥‥」


真面目なだけに余計に面白い、ルークさんに言った事は無いよ?
言ったら絶対に悩むから。



「はぁ、パウリーネには適わない」


「・・・きゃっ!?」


両手首を掴まれ、ドサッとルークさんに押し倒され‥
見上げれば、すぐ目の前にはルークさんの顔。


精悍な顔立ちの中にある、深くて綺麗な青い瞳‥
それが今はちょっと笑ってる??



「・・お仕置きされたい?」


「・・お仕置きするの??」


じっとルークさんの瞳を見て答えたら、ルークさんは参ったという顔をした?



「冗談だ‥‥
パウリーネにそんな事はしない、ただもう少し勃起し直すまで、こうして触れていたいだけ」


「それは、うん私も同じ」


開いた両脚の間に躰を入れて、私に負担が掛からないようにルークさんの躰が私の躰に触れる。


熱くて優しいぬくもり‥


ルークさんのぬくもり‥


これが最後になるぬくもり‥


しっかり覚えて置きたくて、私はルークさんの逞しい背中に手を回す。



「ん?
抱き締めるんじゃ無くて、責めて欲しかった??」


「そんな事ない‥
こうして居るだけで気持ち良いもの」


「俺も‥‥
パウリーネのぬくもりが心地良い」


軽くキスして、触れるぬくもりを確かめ合って、私の‥‥一番幸せな時。



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