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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第22章 現実と悲しき別れ
絡繰り仕掛けを見ていて思い付いた、もしかしたら私の血を使い一族を再生させられないかと。
『随分なお願いだ』
「分かっていますよ、かなり無理があると‥
ただ試して見たいんです今は、色々と危ない実験もあるようですしね、賭です少ない可能性の」
『そこまでモルモットになりたいか?
まあ良い丁度良いのが居る"死の天使"と呼ばれいる男、知っているだろう親衛隊でも1隊だけアーリア人で固められた隊が居る事を、それを"作った"男だ』
「・・・
居ますね、20未満で構成されたアドルフお気に入りの隊が‥
それを"作り"ましたか、では少しは期待が持てそうです」
死の天使の話は、私も小耳程度には聞いた事がある、そして異常なまでに双子に固執しているとも。
だが確かに実績は出している、裏に何があるか考える気は無いが、相当の・・・まあ綺麗に無視するべきでしょう。
『そうだな‥
アーリア人らしいアーリア人、それで話を持っていって見る‥
後をどうするかは、本人と話してくれ』
「それで十分です‥
少々無理があっても、どうにかなる私でもありませんから、ではお願いします」
もしも‥‥
稀少種を再現か復活出来たら?
この手の実験は戦中が一番やりやすい、だからヒムラーに話した。
僅かな可能性、いや可能性の欠片でも、掴めればそれで良い。