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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第27章 ルークの決断-離別-



「・・・アリアンロッド??」


一瞬だがアリアンロッドの躰が震えたと思う、影ながら確実に持つ質量、触れる感触もぬくもりも人間とほぼ同じ、だが影故に表情も何も分からない。



『・・・・・』


「外で何か‥‥‥居城内で人の命が消えましたか、ですがそれは私が命令した事です、アリアンロッド‥‥世の中には仕方が無い事もあるんですよ‥‥辛いですが」


世界を見、世界が混乱と血で包まれる度に、アリアンロッドはこうして辛いという意思を示すのだろうか?
私が教えてしまった感情は、アリアンロッドに辛さしかもたさないのか??



「・・喜怒哀楽・・
それを噛み締め受け入れるのが人間なんです、遺物であるアリアンロッドに感情を教えてしまった事、私は少し後悔しています‥
辛い事がある度に、こうして心傷めるのかと‥」


『・・・・・!』


アリアンロッドが初めて明確に首を横に振り、違うという意思表情を見せた‥
どうやら感情を持った事はアリアンロッドの意思であり、喜怒哀楽も耐えられる‥‥そう私に伝えて来た。



「感情というのは大変でしょう?
そういう私も、完全に思い出したのは最近ですけど、だけど必要無いとは思わない喜怒哀楽全てがあるからこそ、全てを受け入れられる‥
今までは本当に欠片を失った冷たい盟主でしたよ、人間を何とも思わない冷たい盟主」


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