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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第27章 ルークの決断-離別-



私が遺物の間に出たら、ルークが待ち構えていた‥
どうやら某の遺物からの反応があるらしく、それを確認していたら私が出て来たという事、流石にそれは私でも知らなかった。



「それでどの程度の時間が経過しましたか?」


「もう少して1ヶ月というところです」


「予定通りですか‥
ああハールマン上手くやりましたね、やり方を見て思わず吹き出しました」


「ご主人様、ルークの言う通り本当に見ていた‥
俺頑張った、彼奴手強い」


ほぼ1ヶ月の間、遺物の間で番犬をしていたハールマン、ご褒美な何が良いでしょう?



「それでも勝ったのはハールマンですよ、戦闘は勝つか負けるか2つに1つ、勝った事を誇りに思いなさい、賢人相手に勝ったんです‥
それとご褒美は何が良いです?
また好きに出来る女性でも調達しますか??」


「好きに出来る女!」


喜ぶハールマンは、尻尾フリフリの狂犬のよう、これはこれで飼うのには楽しい‥
忠実ながらも牙を隠さない狂犬、ルークと共に私らしいと思う。



「門と鍵からはルーク?」


「盟主の命のままに‥
此処では何ですから、盟主の居室に伺います」


「ええ、そうでしょう‥
ハールマン此処はもういいですよ、何時もの場所にお戻りなさい」


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