この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第27章 ルークの決断-離別-
私が遺物の間に出たら、ルークが待ち構えていた‥
どうやら某の遺物からの反応があるらしく、それを確認していたら私が出て来たという事、流石にそれは私でも知らなかった。
「それでどの程度の時間が経過しましたか?」
「もう少して1ヶ月というところです」
「予定通りですか‥
ああハールマン上手くやりましたね、やり方を見て思わず吹き出しました」
「ご主人様、ルークの言う通り本当に見ていた‥
俺頑張った、彼奴手強い」
ほぼ1ヶ月の間、遺物の間で番犬をしていたハールマン、ご褒美な何が良いでしょう?
「それでも勝ったのはハールマンですよ、戦闘は勝つか負けるか2つに1つ、勝った事を誇りに思いなさい、賢人相手に勝ったんです‥
それとご褒美は何が良いです?
また好きに出来る女性でも調達しますか??」
「好きに出来る女!」
喜ぶハールマンは、尻尾フリフリの狂犬のよう、これはこれで飼うのには楽しい‥
忠実ながらも牙を隠さない狂犬、ルークと共に私らしいと思う。
「門と鍵からはルーク?」
「盟主の命のままに‥
此処では何ですから、盟主の居室に伺います」
「ええ、そうでしょう‥
ハールマン此処はもういいですよ、何時もの場所にお戻りなさい」