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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第28章 日本という国ーもう1つの祖国ー

あまりにも些細な事として書かれていたので、うっかり見落としそうになったが、朝比奈悠真は時々SMクラブに出入りしている‥
しかもCross sels(クロスシールズ)中央が運営するSMクラブ、今の中央はこんな事もしているらしい。
「趣味か妊娠中で手が出せない妻への捌け口か、どちらにせよ使えそうなのは確か」
朝比奈悠真の資料を置き、私が次に見たのは此処数年の中央施設の動きを纏めた物。
「・・・ほう、表の権力者を集めるのと、人身売買の商品を作るを兼ねて、世界中にSMクラブとして展開している訳ですか‥
普通の人に出来ない事を好みますからね権力者というのは、一石二鳥な考えです」
中央も少しはマトモな路線に変わった、そこにルークが関係しているとは私は知らなかった、知るのは後々になってから‥
今はこれを上手く使えないかと考える。
「調教されるは論外ですから、調教する側か見る側‥
調教師というのも面白そうですが、中央に食い込む訳にもいかず‥‥今回は見る側で我慢しますかね」
とは言っても、SMクラブに入るには一定の基準はある‥
巨万の富・社会的立場・一芸に異常なほど秀いている‥‥などなど、中央の目もなかなかに厳しい。

