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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第29章 命の重さー盟主の嘆きー

そもそも私の興味を惹く女が表れるのかすら疑問だが‥‥
「さてどうするか‥‥‥」
「・・・どうしました悠真?」
少し考え事に耽っている間に、悠真の方は縄を持って思案していたらしい‥
どうも今日の私は、ついうっかりが多すぎる。
「女を吊るす場所というのを考えていなかった‥
この建物は石作だからなあ‥‥何処に縄を通せば良いんやら」
「それでしたら‥‥」
私は悠真の後ろを指差す‥
悠真も後ろを振り向き、私の指の方向‥‥上を見上げた。
「ベッドの‥‥梁??」
「昔の名残です‥‥
昔は四隅を布で覆い使用していた、弱そうに見えますが女1人を吊り上げるのであれば、この寝台の梁で十分の強度があると思います」
「古いが丈夫と言いたいんだな?」
「えぇ、問題ありません」
悠真はまた少し考えたが、思い切って縄を梁に向けて投げ通し、女の後ろ手に繋がっている縄を吊り上げていく。
「あっ! あっ! くっっ!!」
「縄が引っ張られ食い込むだろう?
縄の痛みを取ればマ○コが締め付けられ、マ○コを取れば腕の縄が絞まり痛みをもたらす‥
どっちを取るかは‥‥好きにすれば良いさ」
縄をしっかり固定し、悠真は女から離れてしまった‥
悠真自身は女の身体に触れず、縄だけで女の快楽を引き出す‥‥緊縛師というのも中々捨てがたい。

