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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第29章 命の重さー盟主の嘆きー



「卑猥というより淫靡というのでしょうか、作品と呼ばれるのも頷けます」


「俺のはその域までいかん‥‥
縛る楽しみ‥‥この手で縛る事で、女もそうだが俺自身も一喜一憂する、これを見て興奮し満足する俺がまだ何処か存在するんだ」


「奧深いですね緊縛師も‥‥
調教師もそうですが、基本的には女性にぺニスを挿入する事無く満足を得る、私もやってみたいです‥‥出来るのならば‥‥」


「コンラートだったら出来そうな気がするが?」


「‥‥どうでしょうね‥‥」


縄の呪縛に悶える女を見ながら、また私は考える‥
餌すら犯す事すら無くなった私の鬱憤、それをどう解消すれば良いのかと。


性的な事に関していえば、私は普通の人間とさして変わらない‥
欲望もあり鬱憤も溜まる普通の男、それを抑える事は易いが、私とて解消したい時だってある。



(責め鳴かすのが好きな性格ですからね私も‥‥)


長い年月に培った性格はそう簡単には変わらず、女を責め鳴かすのが私の快楽であり、過ぎない程度のサディステックが私の好み‥
悠真の言う通りに、調教師でも出来ればどれほど楽な事か‥‥今の私では土台無理な話、それも分かってはいる。


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