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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第29章 命の重さー盟主の嘆きー



「そういえばまだありましたかね?」


此処独国は性的な事は比較的自由な土地柄、そしてミュンヘンは未だ娼館などが数は少なくはなったが残ってはいる‥
戦争の名残‥‥そう言ってしまえば終いだが、駐留軍向けに娼館は残った。



「Cross selsも酷いですが娼館も酷いのは同じ、当たりがありそうです」


後始末の方は捨て置き、私は夜のミュンヘンの街へと歩き出す‥
向かうのは、昔ルークを修業と称して突っ込んだ娼館、あの場所は裏でSM紛いの事をし、後が無い女が沢山潜んでいる、その1人を頂こうという寸法。



(本当に生かし殺す‥‥矛盾もいいところです)


先がありそうな者は助け、後が無い者を餌食にする‥‥もっと他に方法があれば、こんな事はしないというのに、私にはこの道しか無いのが口惜しい。



「一生‥‥抜け出せ無いんでしょう私は‥‥」


マリエン広場の噴水を見詰めながら思うのは、この水が血で染まった光景‥
本当にこれが血ならば、私は飢える事は無いだろう。



「はあ‥‥考えまで馬鹿馬鹿しいものになって来たとは、私も追い詰められましたか?」


あり得ない考えに溜め息混じりに首を振り、私はまた目的の場所へと歩き出す‥
マリエン広場から程近い娼館、その扉を叩けば、さも怪しい男が1人顔を出した。


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