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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第29章 命の重さー盟主の嘆きー



「じゃ何故運命に逆らおうとしない?
運命があると言うんだったら、運命を変える事も出来るだろ」


「そうしようと足掻いて現在に至るです、簡単に変えられないのもまた運命‥
どんなに求めても変える事が出来ない事も存在する‥‥念願が叶い、形が変わっても、私という存在自体は変わる事は無い‥‥それが私‥‥」


私は盟主という存在からは逃れられない、自由を求め自由を手にしても、盟主であり続けるのが運命‥
唯一残ってしまった私の運命。



「・・・
少し話疲れました‥
普段の私は、こんなに話す事すら無いんですよ」


断りを入れてから、私は噴水の縁に腰掛け星を仰ぎ見る‥
さして見えない星空、今はこれが普通。



「話す事が無いなんて、どんな生活なんだか‥」


「‥‥籠の鳥‥‥
これが一番合っているかと‥
豪華で贅沢な鳥籠の中‥‥虚しいだけですがね」


ふと気配を感じ辺りを見回せば暗躍する人影が多数、それも月明かりで耳たぶが光るという事は、Cross selsの階級持ち‥
後始末と命を出したが、こんな人数が動くのはおかしい。



「・・・
佑真‥‥本当に帰った方が良さそうです‥
今宵ミュンヘン市民ならば外には出ない、影の噂のピアス持ちがそこら中に居ます、下手に巻き込まれるのは御免でしょう?」


「噂のピアス持ち‥‥Cross sels‥‥
興味があるが、まだ死にたくも無い
そいつらは簡単に人を殺すらしいからな」


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