この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャネルを着た悪魔
第4章 ☆CHANEL NO4☆


「女になれって……。」

「付き合ってください、って跪いて言った方が良いか?それとも何か、新しい宝石でも欲しいのか?」


「いや、私──」

「何度も言ってる様に韓国人と付き合うなんて考えた事ないし、貴方の事好きじゃないから無理よ」


冷静を装うためにタバコに火を付けたけど、やはり冷静になんてなれっこない。

フィルターに火をつけていた。口の中に広がる独特の臭いと味──不細工な顔になった私を見て状況を察した彼は、ニヤリと案の定、悪魔の様な笑みを浮かべたのだった。


「そうなんだよな」

「は?」


「俺、お前のそういう威勢の良い所が好きなんだよ。誰に口聞いてんだ?って根本から叩き直したくなる」

「私、貴方に叩き直されるつもりなんて一切ないんだけど」


「知ってる」


「友達、じゃダメなの?」

「ダメだ。それじゃお前は変われない」


「──何か私が変わりたいって言ったみたいになってるけど、アンタが変わらせようとしてるだけだからね」


「リョウさんと同じ事言うんだな。宝石やブランドの件と全く一緒だ」

「どうしても、か?どうしても──俺の女には成りたくない?」


「ええ。」


じゃあ、こうしよう!とでも言う様に、テーブルの上に置いてあったメモ用紙にリッツカールトンのボールペンで何やら筆記体で長文を書き出す彼。

私はそれをとりあえず──黙って見るしかなかった。



/490ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ