この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャネルを着た悪魔
第7章 ☆CHANEL NO7☆

「お前みたいな凡人は知らねえかもしれないけど俺は、アート財閥の長男で次期社長だぞ?…誰にそんな口きいてんのか分かってんのか?」

アート財閥──韓国内で確か4位とか5位くらいの資産を持つ財閥だ。

主に手掛けているのは冷凍食品製造や精肉加工。食に精通する財閥の中では間違いなくトップだろう。


「だから何?」

「私はね、アート財閥よりももっと大きい力に喧嘩売って、自分の資産も家も車も──そう何もかも失くして、もう失うものなんて無いのよ」

「そんな極限に落ちてる女が今更、アート財閥の長男にビビッて土下座でもすると思ってんの?ああ?」


普段なら嫌味なジェスチャーをされたとか、下品な事を言われたくらいでここまではキレないのに。

確実に酔いが回ってきている。だからシャンパンとか炭酸は嫌いなんだ──。


「おめえな…ッ「何よ!文句あるわけ?」


「アート財閥だ、ヒュンダイだ、サムスンだ、なんて知らないでしょ。私は楽しく飲むために此処に来たのよ」

「アンタらも親が金持ちなだけでただの哺乳類でしょ。私と何ら変わりないじゃない」

「バカバカしいのはアンタの方よ。自分の力で稼いだ事もないガキが偉そうな口ぶりで、周りの女に媚売られて鼻の下伸ばしてんじゃないわよ」


「──っ!」



「文句は自分で稼いでから「もう良いだろ」


力強い腕で、ぐっと抱きしめられる。このシャネルの香水の香り──。考えるまでも無く誰の物か分かった。



/490ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ