この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャネルを着た悪魔
第1章 ☆CHANEL NO1☆

「ここですよ。」

と通された部屋は、素晴らしいという言葉がよく似合う。

インテリアのセンスもそうだし、何よりアーティストが活動しやすそうな場所だった。


「あれ?他のメンバーは?」

「あー、今食堂じゃないですか」

よりによって、残ってるのがシャネル野郎。

何やた難しそうな顔でパソコンと向かいあっている。


「じゃあ皆様食堂に「うわー!すごい!これって…007で使われてた歴代の車だ!!」」


壁に貼られてあるポスターを見て喜ぶ声と会長の声が重なって思わず両手で口を塞ぐ。

それでも———一度興奮してしまったら中々収まらない。


「これはアストンマーチン!あ、このBMWはトランスポーターの初期だよね。今はアウディだし」

「この車はジャガー。確かパリより愛を込めて、で少し映ったんだけど——爆発的に人気になったシリーズだよね」


なるほど~この車のポスターは有名映画で使われてたものを集めてるんだあ、と余韻に浸ったのもつかの間。

会長にクスリと笑われてしまった。

「さきほどよりも、英語が流暢になっていますよ」

「……じゃあ、里紗さんはここでポスターを見ていて下さいね。私たちは食堂を見てきますので」


「いやいやそんな~!付いて行きますよー!って言いたいけど、はぁい。ここで車見てます。」


「存分に見てお腹が空いたら食堂にきてくださいね。うちは美味しいと有名なので」

「え、そんなそこまで申し訳ないですよ!天下のBNさんで食事ま「美味しいって有名なんですね~じゃあ!頂きにうかがいますので!」」

支部長の遠慮なんて聞こえない。食べていけと言われたなら食べて行けば良いんだ。ここでの遠慮なんて可愛くない。

なんてゴモットモそうな事を並べるが私は早くポスターの車が見たいだけだった。

だから早く会話を終わらせたい。その意思が伝わったのか、会長は又優しそうな笑顔を浮かべて部屋を後にした。


/490ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ