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シャネルを着た悪魔
第8章 ☆CHANEL NO8☆
完全に子供モードに入っている。一気にスープを飲み干すと、テーブルの端に置かれていたチェリーを二つ口に放り込んだテヒョン。
「面白い話?あそこと揉めた原因ってことか?」
「それもどうせ知ってるんだろ」
「ああ。向こうが100%悪いって思ったけどな。あれでよくリサさんも我慢できたもんだ」
「我慢?」
「──、お前が出てきて止めたんだろ?俺はリサさんが歯喰い縛って耐えてたって聞いたけど」
イさんはワインの飲み方さえも優雅。
でも──その話は全然優雅じゃない。
テヒョンと目が合うと、二人して同時に笑いが込み上げてきた。……だって、我慢なんて全然してないんだもん。
「違うよ、ヒョン。ちょっと聞いてくれよ、俺が教えてやる。真相を」
「何だ?まさか手でも出したのか?」
「違う。リサが──アートのクソボンに言ったんだよ。国籍や装飾品をバカにされた時に……」
「面白い話?あそこと揉めた原因ってことか?」
「それもどうせ知ってるんだろ」
「ああ。向こうが100%悪いって思ったけどな。あれでよくリサさんも我慢できたもんだ」
「我慢?」
「──、お前が出てきて止めたんだろ?俺はリサさんが歯喰い縛って耐えてたって聞いたけど」
イさんはワインの飲み方さえも優雅。
でも──その話は全然優雅じゃない。
テヒョンと目が合うと、二人して同時に笑いが込み上げてきた。……だって、我慢なんて全然してないんだもん。
「違うよ、ヒョン。ちょっと聞いてくれよ、俺が教えてやる。真相を」
「何だ?まさか手でも出したのか?」
「違う。リサが──アートのクソボンに言ったんだよ。国籍や装飾品をバカにされた時に……」