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シャネルを着た悪魔
第9章 ☆CHANEL NO9☆
「又、前みたいにソン・テヒョンを呼ぶのか?」

「呼ばないわよ。」

「へえ。」


「──私が、アイツの力を借りないと何も出来ないと思ってんの?」

「現にそうだっただろ。アート財閥も、アイツが色々と要らない手を回したせいで揺らいだのは真実だ。」

「何だ?それはアイツの力じゃなく、お前の力だって言いたいのか?──ああ、もしかするとお前の苗字は『トヨタ』かもしれないな。それだと有り得る話だ。」


「………。」

首にかかる彼の息が気持ち悪い。こんなに距離が近いなんて──。私は耐えられそうになかった。

「髪の毛、離してよ」

「じゃあ俺とあがるか?それとも……下で躍りながら昔話とするか?」


「辞めてって言ってるでしょ!」

──機械音に流されて、あんまり聞こえなかった。でも此処が無音なら、すごい音が響いていただろう。

わたしの掌は、きっと誰にも打たれた事がない真っ白である彼の頬にクリーンヒットした。


私は──アート財閥の長男の頬をぶっ叩いたんだ。この手で。

「……おいおい、それはやり過ぎだろ」


空いているテキーラカップとトレーを投げ捨てた目の前のクズは、そう言いながら今度こそ──精一杯の力で私の肩を押す。

急に髪の毛を離されて、挙げ句の果てにイキナリ下に押される。

反動でカーテンまで落ちるのは目に見えていた。


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