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シャネルを着た悪魔
第9章 ☆CHANEL NO9☆

脳裏によぎったのは彼の顔だ。

私がエステに行きたいと云えば、「痩せてなきゃ金返せよ」と嫌味を言いながらもカードを渡してくれる。

ヒョナのピアノの演奏を聞かせてから、写真を見せて『この子と明日、マッサージ行くんだ』と伝えた時には心底嬉しそうな顔で『せっかく出来た友達だ。マッサージ位感謝の気持ちで出してやったらどうだ?』と言ってくれた。


勿論、私の筑前煮が濃い時は「おめえ疲れてんじゃねえのか?ちゃんと味見くらいしろや」って女として最も怒り狂いそうになる無責任な言葉を言われる事も有る。

でも──そうかと思えば、普段はグチグチ言う癖に『甘いものは疲れてる時には良いんだ』なんて誰でも知ってる事を自慢気に言いながらミルクティーを淹れてくれる。



彼は……私の事を大事にしてくれてるんだ。

きっと私が思ってる以上に、ずっとずっと。


でも、私がそれに甘え過ぎていた。

『私が他の男と遊んでも、何しても──契約条件に書いてるし。あの人が私から離れられる筈がない』なんてタカを括っていた。



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