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シャネルを着た悪魔
第10章 ☆CHANEL NO10☆
「お兄さんはお兄さんなりに色々と考えたはず。お父さんはお父さんなりに、彼を味剣に行かす事について色々考えたはず」

「それを何も知らない人達が、やれ帝国も終わりだ。とか言ってるの見ると反吐が出そうだわ。」


「おめえも、あれだけ嫌ってた帝国を好きになったって言うのか?俺と付き合う様になって」

「好きとか嫌いとかじゃないでしょ」


一枚だけ残っていた生ハムを食べてから、ゆっくりと話し出した私。


「腐ってもアンタの親だもん、会長は。」

「──そんな人が、老体に鞭叩いて大きくしてきたグループを馬鹿にされるって……私からしたらテヒョンが馬鹿にされてるのも同然なの。」


「……。」
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