この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャネルを着た悪魔
第11章 ☆CHANEL NO11☆

ドクッと自分の心臓が大きく波打つのが自分自身で分かった。

下を見ると、溢れ出る赤い液体。


人間の体内から出る赤い液なんて、一つに決まってる。──血、だ。

お気に入りのシャネルスーツは見る影もなく真っ赤に染め上がっていた。


「……リサ?」

手が震えてくるこの感覚。

きっと刺されたんだ。


でも認めなくなかった。

こんな辺鄙な町に通り魔が居たかもしれない、という真実も……私が何故刺されてしまったのか、という真実も。


だけどここまで『状況証拠』が揃ってる今──必死に声を上げるしかなかった。

「……きゅう」

「リサ?おい、どうした」


「──っ、救急車……。」

今朝はあれだけ輝いて見えた質屋さんも、今はモノクロの世界。

刺されないと刺された人の痛みも気持ちも分からないんだ。


/490ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ