この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャネルを着た悪魔
第13章 ☆CHANEL NO13☆

本当に疑問に思っているんだろう。意地の悪さも何もない顔で、そう聞かれた。


「テヒョンに愛されているから、です」

「──と云うと?」



「私、オンマの話聞いてて思いました。彼は一切、貴方の事を悪く言わなかった。むしろ『大人になった今なら分かる』と理解を示していました。」

「貴方の事を──愛している様な口ぶりで彼は自分の過去を話してくれました」


グラスを持っていた皺の多い手が、自身の膝の上で拳を作っている。


「だから、です。」

「そりゃ私が思うに彼は『幸せだったね』と周りから言われる様な生活はしていなかった」

「それは金銭面じゃなくて愛情面とかそういった所で。」


「でも、それでも彼は貴方を愛しているし、父親として見ている」



「自分の愛した男の、愛してる家族が死ぬかもしれないんですよ。私が止めたいのは当たり前なんです」



「確かに笑われるかもしれない、って怖かった。もっと言うなら、取り合ってすらくれないかもしれない。って思ってました」

「だけど此処にこれたのは──」


「心のドコかで彼が貴方を愛している同様、会長もテヒョンの事を愛してる。と確信付けれる部分があったからです」


「ねえ、会長──。本当はイさんが持ち掛けてた帝国の跡取りの話も、貴方の意思でしょ?」



「………君は、そこまで分かるのか」


「分かりますよ。だって家族ですもん。」

「誰が、だ?」



「私とテヒョン。そして──テヒョンと貴方。」



/490ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ