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シャネルを着た悪魔
第13章 ☆CHANEL NO13☆

”トイレに行ってくる”と席を立ったテミンさんは、背中が小さかった。小さく見える、の方が表現は正しいだろう。

その間に携帯のアプリであるボイスレコーダーの電源を入れる。


オーパスワンは渋みがあった。2005年、──あんまり聞いた事のない年代だったけど、これは上等だ。きっとそこそこ高いんだろうな……。

「お待たせ」

「はい。」



「話を戻そうか?」

「会長が戻して良いなら……戻しましょう」



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