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シャネルを着た悪魔
第15章 ☆CHANEL NO15☆

テーブルには、此処で一番高いワインが置かれていた。

私も知らなかったけど、ジュアナ・ペコというフランスのワインらしい。

赤らしい渋味が無くて、甘い。でも喉につっかえる様な甘さじゃないから飲みやすかった。

ラベルは白とピンクで──あの時代のマリリン・モンローを連想させる。


ああ、そういえば毎年マリリンのラベルが貼り付けられたワインが販売されているらしい。

飲んでみたいな。……こういう頼み事をされたテヒョンは、絶対に顔に出さない様に努力しながらも私に小さなワガママを言われた事に喜ぶに違いない。

そういう所が有るのが、彼。


トマトと生ハムのサラダが出された時、突然ジン君が私に話を振った。

「リサ、サファイアの事どう思ってる?」


「サファイアの事?……好きだけど」


「──そっか。もう知ってるんだよな、サファイアが活動休止するの」

「うん。」


『活動休止』というワードは重い。

さっきまで誰が可愛いとかグッチの新作はダメだ、とか色々言い合ってたこの空間が嘘みたいだ。

「──どう思った?」
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