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シャネルを着た悪魔
第2章 ☆CHANEL NO2☆
「──で?お前は、可愛げもなく15万円そいつに渡した訳ね?」
「そう!可愛げは無いかもしらんけど…」
「まずお金を返した事はさ、別に良いと思うんやけどあの右翼発言──結構効いてたらどうしよう?」
「しゃーねーじゃん。」
「お前自他共に認める右翼思想持ってるし。大学の卒論があれじゃあ……なぁ。」
「今更、男前の韓国人が目の前に居るからといってホイホイ意見変えるのはお前の性格上無理だろ」
「そう!やっぱり、さすがやなリョウ!ほんまにその通りやねん。」
「──…でも、お前の指輪を見てそんな事言うって…」
「うん──惚れられたやろ~?」
「いや、それは違うと思うけど。まぁ友達になってみたいなーとは思われたんじゃないの?」
「でも、バカげた疑問。……誰なんやろう?その人達──グループ名さえ知らんもん」
「はぁ?!お前それでよく成り立ってんな、仕事が」