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シャネルを着た悪魔
第2章 ☆CHANEL NO2☆
そこからはテレビでよく有る『裏側暴き』だった。
よく立ち食い蕎麦屋に行きます。とか、原宿のユニクロで服を買いました。とか──若いファンの子達がきっと笑顔を浮かべるであろうであろう内容だった。
『そう言えば──単当直入に聞くけど"世界のSfire"なワケですけど……彼女って居ないんですか?』
局からの指示なのか結構凄いタイミングで爆弾を投下する藤波さん。
彼の司会は、そういう危ない爆弾を落して数字を挙げるタイプ。
その言葉の後、すぐに聞こえた周りの『キャ~』という叫び声はどういう意味の叫び声なんだろう。
そんな事聞くな!真実を知りたくない!という意味なのか、よくぞ聞いてくれたという意味なのか……。私がファンなら後者だ。
「え~僕は居ないですよ~皆さんもこんな不細工な僕に彼女居たらビックリしちゃうでしょう?」
『はは、ルイお前よく言うよ。彼女は居なくてもバカみてぇにハニートラップかかってんじゃねぇよ。』
そして──日本人司会者の彼に続く様に、中々ぶっこんだ発言をしたリョウ。
それを聞いて、よくぞネタにしてくれた!という様にメンバー達は拍手をして観客達は大笑いしていた。
「リョウ!それを言ったらダメでしょ!」
と吉本芸人の様に大袈裟に転けて頭を掻くルイは中々可愛い。
頑張って日本のバラエティーを勉強してくれてるんだ、と思うとそれが仕事であっても嬉しいなぁ~と思ってしまった。