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シャネルを着た悪魔
第2章 ☆CHANEL NO2☆
『いや、でもねルイは居なくてもさ~やっぱり他のメンバーは居るでしょう?格好良いしお金持ちだし……俺が女なら放っておかないけどなぁ』
『藤波さん、俺も同意。俺が女なら──速攻で付いて行くよね、地獄の果てまでも』
「ボクハイナイデスヨ。」
と口を揃えていうのはジミン君とジン君。
声のトーン的には本当に居ないかもしれない。クールな二人組が居ないのはある意味、納得だ。
『でもまぁ、忙しすぎてマトモに女性と付き合うのってある意味難しいのかもしれませんね。』
「そうですね。あ~はい、海外にツアーでよく行くのでその点考えても、今は彼女が出来たとしても……彼女に辛い思いをさせるだけだから…」
『やっぱり優しいんだね、ジミンくんは』
「いえいえ、僕はただ『穏やかな恋愛』が好きなんです」
とハニカミ王子の様な笑顔を見せる彼。
顔は一番、彼が韓国人っぽい。少し低めの鼻に切れ長の目だ。
でも──その表情一つにも『彼のやさしさ』が現れてる様に思えた。