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シャネルを着た悪魔
第3章 ☆CHANEL NO3☆
「はあ?お前ついに潰れたか?」
「っな、失礼ね!満更でも無さそうな顔してるやん」
「朝食付き、洗濯付き、女を連れ込むのも良し。ただし──明日のランチに私を連れて行かないといけない。」
真面目な顔で交換条件を提示した。
「どう?ホテルに帰ったらマネージャーの目もあるから遊べないし、朝も体に悪そうなコンビニとかでしょ?」
「この柳沢ツアーコンサルティング会社の、このプランを使えば……明日、私とポールを会わせるだけで家庭的な朝食と、汚い服の洗濯、女を連れ込める環境が出来上がるわけよ。」
「ちょっと待てよ、なんで俺が女を連れ込む設定なんだ?」
「なんでって──そりゃ、ご飯も提供して宿泊料も取らないのよ?私が貴方に体まで提供する義理はないでしょ」
「だけどまだ若い男の子にそれは可哀想だから、もし我慢出来ないんだったら誰か違う女を連れてきて「……はははっ、ヌナそれマジで言ってるの?」
大きな左手を私の顔の前で何度か振ってから、バカにした様にそう言うルイくん。