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シャネルを着た悪魔
第3章 ☆CHANEL NO3☆




リビングに香る、焼き魚の臭い。朝から自転車に乗って近所のスーパーに行ってみたら鮭が半額だったのだ。よく太っていたし美味しそうだったからメインは速攻決まった。

後は──リビングテーブルの上に並ぶ、ポテトサラダと冷奴、小松菜入りの白だしスープに、玄米。……何て健康的な朝食なんだろう。

きっと野球選手のお嫁さんにもなれるはずだ。


結婚したいランキングで、常に一位を取っている『菅野投手』を起こす想像をしながら、私のベッドで爆睡していたテヒョンを起こしてみた。

だけど──寝起きが悪いのか、全く起きず……。本性が出た私がした行動──それは、布団を捲ってジャージを下げてお尻をたたくこと。



その結果が───。

ソファーで不貞腐れている『サファイアのリーダー』だった。


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