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if…─もしも、ちーちゃんが女子高校生だったら…
第1章 もしも、ちーちゃんが女子高校生だったら…
するとそこには穏やかに微笑んでアタシの瞳を見つめ返してくれる彼がいて、その表情に全身の緊張が解けていくのがわかる。
…不思議ともうそこには言葉はなにもいらなかった。
自分の顔が映る栗色の瞳に引き寄せられるように目を閉じると、温かく柔らかなものが唇に触れる。
それから優しく二度三度と角度を変えて口づけられと、ジワリと喉の奥から次第にカラダ芯が熱くなるのを感じる。
密着する空間に舞う、オレンジに染まる絡んだ吐息…
人影のない通路で交わされる戯れは、いつしか加速して秘めやかな蜜事にへと変わっていく。