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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第20章 夏子の恋
その後、ゆう先生にもこってり絞られた誠はグループLINEの事など忘れ、昼休み時間に廊下で波留と二人で紘を尋問していた。

「紘!お前、唯ちゃんの事好きだって言ってなかったか?」
そう言う誠に
波留も
「俺も聞いた!すっげぇもじもじしてたじゃん!」

と言う二人に

「先輩に聞かれたの!唯ちゃん好きな人いるのかって!そんな人様の事聞くの恥ずかしいじゃん!」

と、紘は返す。

「その割にはもじもじしてたよなぁ…」
「俺もそう思う。しかも主語ねーから完璧唯ちゃん好きだと思ってた。」

と、うんうん誠と波留で認識間違えがなかった事を確認し合ってる二人に、紘が

「信じてくれよ!」

と言う。

「じゃあ、なっちゃんが好きっていうのを100文字ぴったりで言ってくれ」
と波留が言うのに
紘が
「えっと、あの…その…」

と、指折り数えて話す筋道を立てて話そうとしていのを見て、誠は

「波留。これはマジなヤツだ。」
「俺もそう思う」

とこそこそ言い合う。

「マネジャーやってるときの一生懸命さとか、笑顔が可愛くて、最初は見惚れてたんだ。それに最近では一緒に帰る事もあるから、色々話す事ができるようになって、一緒にいて楽しくて、毎週水曜日が待ちきれなくて…。今日、告白されてるの遠巻きで見て、こりゃヤバイと思って、朝話掛けたんだ。」

と、言ってる紘に

波瑠は

「100文字を超える回答ありがとう」

と言いながらも、何かの気配に気付いた波留が

「つまりは単純に?」

と、どこかのアイドルグループが歌ってたかのようなフレーズを言い

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