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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第25章 学校閉鎖と墓参り
誠は抱き締めながら、

「もし、今日が、学校休みだったらさ?おじさんのお墓参りに行かない?」

と言う。

「お墓参り…」

萌は呟くように言うと

「そう。かなり大所帯になっちまうけど。おじさんが夢に出てくるって、よく分かんねーけど、凄く重要な事を教えてくれたんじゃないか?
ありがとうの意味で、行こ?萌。」

と、誠は言う。

誠の言葉に今まで不安で破裂しそうだった心の堤防が崩れて、涙声で

「まこちゃん。ありがと…」

と言った。


「じゃあもう一眠りするか」

時計を見ると四時。

萌は

「うん…」

と呟きながら、誠を抱き締めて寝た。

絶対に離したりするものか。

そう思いながら…ーーー
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