この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第27章 静かな日常と影











それを物陰で見ていた人物がいた。

豊だ。

萌と誠を距離を置いて、尾いて回っていた。

寝泊まりは、売人が教えてくれた、萌の家に近い、倉庫の片隅。

(ナイフの調達は、まだ先になるらしい…)

拳を振り払う誠を見て、

(俺の選択は間違いではないようだな…)

と、確信する。

亮と誠が喧嘩をする姿で、

(恐らく、力技であいつには勝てない)

とは分かっていた。

しかし、刃物だとどうだろう…。

フフフ……笑いがこみ上げる。

(あいつがいなくなったら、萌は僕のものだ……)

狙うのはあの日。

あの日にあいつらをどん底に突き落としてやる…。

拳を握り締め、学校とは反対方向に歩いて行く。

周囲に溶け込む豊に、駅を行き交う人々が、豊がどんな危険な事を考えているかを知らない…ーーー。











/372ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ