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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第5章 おふろの時間
朝、誠は萌の寝顔を優しげな顔をして見つめ、片手で腰を抱きしめながら、頭を優しく撫でていた。

あどけない表情なのに、セックスの時はあんなに乱れる。

ずっと萌の事ばかり見て来たが、その萌が、自分の腕にいると言う事が、付き合って1ヶ月経った今でも

(夢なんじゃないか…)

そう思っていた。

しかし…

昨日の風呂場

(あんな感じで言われるとは思わなかったぜ…)

と、内心ヒヤヒヤしながら言っていた事を思い出す。




木曜日の共有の時間、ゆうや隆、亮や美咲、夏子、紘、波留で、話し合いが行われていた。

「やっぱり、尾けられてた…そんな気がしてた…」

紘が神妙な表情で呟くように言った。

「え…」

紘の言った一言に、青褪めたのは夏子。

「俺、気が付かなかった…」

波留は俯く。


「や、ほんの一瞬さ、俺も。ほら、俺変な所に敏感と言うかなんて言うか?繊細だし」

何故か胸を張って話す紘に

「お前が敏感なのかよ!」

と、波留は突っ込む。

「でも……紘くんが、その視線に気付いたら、影が消えたんだよね…?」

美咲は言う。


「追いかけようかと思ったんだけど、一旦泳がせた方が良いかと思ってさ。何も気が付かないように歩いてた。俺の気のせいなら良いんだけどな…」

と、紘が呟くように言うのに対し、ゆうは、

「紘くん…私も同じよ…」

と、呟く。


「まず、萌ちゃんに執着してそうなヤツ、こっちで何人か洗ってみるか?」

隆が言った。


「萌の告白して来たヤツは……大体5人位いると思う。」

「萌ちゃんモテるね〜」

ひゅうっと、亮が茶々を入れるように言う。

「てか、なんでそんなに具体的な人数まで知ってんのさ」

夏子は疑問がいっぱいと言った顔で誠を疑問いっぱいで見ている。

「や?俺、萌大好きだし?誰も知られないように、尾けて、絡まれないように見張ってました。」

そんな事を言う誠に


「ってか、ホントそんな感じなら、もうちょっと早くあんたは萌に言うべきだったんじゃないの?」

夏子はキレ気味に言う。


「まぁ…そんな簡単には…言えないわよね…」

妙に神妙な顔をした美咲が言う。

「そうなんっすようー、あいつ無邪気な顔して俺を見るしさ、もうなんと言うか…むしゃぶりつきたいのを必死に…」
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