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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第6章 憂鬱
そんな隆の言葉に美咲はぽつりと
「良いなぁ〜…」
と、零す。
「え?」
そう言う隆に、
「な、なんでもない!」
と、答える美咲。
二週間しかいないが、隆と一緒にいることが
(平穏だな)
と、思う。
隆の事だから、これから先も隆は隆のままなんだろう。
「じゃ、始めるか。」
そんな言葉に
「うん。」
と、教科書と赤本を出そうとした時
カタン…
長方形の形をした箱が、教科書と一緒に机の前に出て来た。
(や、やばい!!)
咄嗟にその箱を鞄に入れる。
アフターピルだった。
隆は、怪訝な顔で
「……その箱、何?」
と聞く。
「な、なんでもない!」
美咲の言う言葉に
「お前が、元気がない理由はそれか?」
と、聞く隆。
(なんで、勘が良いのよ!)
美咲は思いながら
「な、何言ってるのよ。そんな事ある訳ないじゃない。」
と言った。
隆は美咲の顔をじっと見つめ、少し悲しそうな顔をし、
「……お前のことが、心配なんだよ……」
と、言った。
美咲は何も答えられなくなっていた。
しばらく見つめ合う二人に、
「わぁぁ〜!!隆先輩、美咲先輩!マジすみません!!!」
「ご、ごめんなさぁーい!!」
現れたのは誠と萌だった。
「良いなぁ〜…」
と、零す。
「え?」
そう言う隆に、
「な、なんでもない!」
と、答える美咲。
二週間しかいないが、隆と一緒にいることが
(平穏だな)
と、思う。
隆の事だから、これから先も隆は隆のままなんだろう。
「じゃ、始めるか。」
そんな言葉に
「うん。」
と、教科書と赤本を出そうとした時
カタン…
長方形の形をした箱が、教科書と一緒に机の前に出て来た。
(や、やばい!!)
咄嗟にその箱を鞄に入れる。
アフターピルだった。
隆は、怪訝な顔で
「……その箱、何?」
と聞く。
「な、なんでもない!」
美咲の言う言葉に
「お前が、元気がない理由はそれか?」
と、聞く隆。
(なんで、勘が良いのよ!)
美咲は思いながら
「な、何言ってるのよ。そんな事ある訳ないじゃない。」
と言った。
隆は美咲の顔をじっと見つめ、少し悲しそうな顔をし、
「……お前のことが、心配なんだよ……」
と、言った。
美咲は何も答えられなくなっていた。
しばらく見つめ合う二人に、
「わぁぁ〜!!隆先輩、美咲先輩!マジすみません!!!」
「ご、ごめんなさぁーい!!」
現れたのは誠と萌だった。