この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第8章 イタズラ

ふわり…

(良い香り……)

漂って来た香りは自分の家のシャンプーの筈なのに、何か違う気がする。

ぎゅー…と誠も萌に抱きついていた。

(ああ…抱き合うだけで幸せだな…)

そんな思いに駆られながら

(なんか忘れていた事が……そうだ。帰って来た時の萌の姿に欲情しちまったけど、それどころじゃないんだ)

パッと隆の顔が思い浮かんだ。


そこで萌に、

「あの…さ、こないだ美咲さんの事おいおい話すって言ってたろ?
隆先輩が勘付いてたみたいで…。
なんか萌、知ってる事があれば教えてくれないか?」

と、萌に言う。

萌は顔を曇らせながら

「そっか…やっぱり丸山先輩、何か気付いてるんだね…」

と言った。




萌は美咲から聞いたことを誠に全て話した。

誠はぎゅ…っと手を握りしめ

「なんだよ…それ…」

と言う。

(確か低用量ピルでも、すごく体に負担がかかるって聞いたことある。アフターピルなんてもっと倍の負担があった筈だ…)

それを二つ飲んでいるとするとしたら、凄く体が危険だ…。


「美咲先輩の相手に対する気持ちは?」

不安で仕方がなくてする行動から、確認することでもないが、誠は確認することにした。

「もう、別れたいって。別れようって何回も言ってるんだけど、縋り付かれるって…。」

「縋り付かれるのかぁ…」

うーん…と誠は考える。


そして、ピンッと閃いた。

「なぁ、萌?これ、隆先輩に話しても良いか?」

(こっちで作戦練ればなんとかなるかも…)

「……美咲先輩は背負わせたくないって言ってるけど、…うん。隆先輩とかが介入した方が良いと思う…」

と言った。
/372ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ