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人型~ドール~
第3章 新人モデル沢木馨
「まさかの放置プレイかと思ったら寝落ちって、お母様はいい加減過ぎるわ。」
薫を解放しながら京子は言った。
「優梨子らしいな。」
京子は二人のドールをケースにしまうと、薫を自分の部屋に連れていく。
「今日から一週間休みを取ったの。だから、整形するわ。」
「解った。」
京子は解体用のナイフで薫の心臓の周りを切り取ると青白く光る水晶を取り出す。それがドールの心臓だ。
水晶を専用のケースにしまうと、ナイフで手足を切り落とす。
ドールの専用の型を取り出すとまるで粘土でも捏ねるように型に切り落とした手や足を入れて形を整えていく。
次に頭と胴体を切り落とすと胴体の胸の部分に予め用意していた大きめの胸を付ける。
顔も粘土を扱う要領で美人に仕上げる。髪はウィッグの要領で今の髪を外してロングの髪を取り付けると身体を組み立てて行く。そして最後に左胸の上に先程の心臓を当てると心臓が中に吸い込まれるのと同時に整形された身体が光に包まれて粘土のようなものだった身体が人間と同じような身体に変わる。
「どう?新しい身体は?」
「この姿・・・パーティーでもあるのか?」
「ええ。ドールパーティーよ。彩奈主催のね。」
「なるほど。」
「自分のドールを自慢したいようなの。それに対抗するドールがあなたよ。会場へは美鈴が一緒に行くわ。」
「美鈴が俺の主人役か。」
「ええ。それと、昨日貴方がチラリと言ってた貴方の正式な主人となる事だけど、あの儀式主人は1人とは限らないようね。つまり、私と都の二人があの儀式を行えば二人が専用の主になるって事。だから、都にも聞いてみようと思って。」
「そうか。」
「さて、そろそろ美鈴が来るわ。ケースに入って。」
京子が用意したドールケースに薫は入ると、静かに目を閉じた。
薫を解放しながら京子は言った。
「優梨子らしいな。」
京子は二人のドールをケースにしまうと、薫を自分の部屋に連れていく。
「今日から一週間休みを取ったの。だから、整形するわ。」
「解った。」
京子は解体用のナイフで薫の心臓の周りを切り取ると青白く光る水晶を取り出す。それがドールの心臓だ。
水晶を専用のケースにしまうと、ナイフで手足を切り落とす。
ドールの専用の型を取り出すとまるで粘土でも捏ねるように型に切り落とした手や足を入れて形を整えていく。
次に頭と胴体を切り落とすと胴体の胸の部分に予め用意していた大きめの胸を付ける。
顔も粘土を扱う要領で美人に仕上げる。髪はウィッグの要領で今の髪を外してロングの髪を取り付けると身体を組み立てて行く。そして最後に左胸の上に先程の心臓を当てると心臓が中に吸い込まれるのと同時に整形された身体が光に包まれて粘土のようなものだった身体が人間と同じような身体に変わる。
「どう?新しい身体は?」
「この姿・・・パーティーでもあるのか?」
「ええ。ドールパーティーよ。彩奈主催のね。」
「なるほど。」
「自分のドールを自慢したいようなの。それに対抗するドールがあなたよ。会場へは美鈴が一緒に行くわ。」
「美鈴が俺の主人役か。」
「ええ。それと、昨日貴方がチラリと言ってた貴方の正式な主人となる事だけど、あの儀式主人は1人とは限らないようね。つまり、私と都の二人があの儀式を行えば二人が専用の主になるって事。だから、都にも聞いてみようと思って。」
「そうか。」
「さて、そろそろ美鈴が来るわ。ケースに入って。」
京子が用意したドールケースに薫は入ると、静かに目を閉じた。