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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第28章 ランパブ

会社の近くに歌になるほど有名な風俗街がありました。

飲んだ帰りは、そこをあえて通ったものです。

男性の方が多いメンバーで通ると、呼び込みのお兄さんに声をかけられます。

中に女性がいると、ちょっとトーンが下がるのが常でしたが、
ある店のお兄さんは、
『女性連れもいいよ。女性は1時間飲み放題無料』
と呼び込み続けます。

酔った勢いで、タダなら是非、と、入ったことがありました。

ランパブ…ランジェリーパブです。

入ると真っ暗な中で、ブラックライトが光っています。

女の子は、皆、白か淡い色のショーツとブラだけ着けています。

入った時は、ちょうどお喋りタイムだったようで、男の先輩と私が対面に座らされ、隣にそれぞれ女の子が着きました。

クッションのいい座面と背もたれにひじ掛けのついた1人掛けのソファーです。

1時間制限付きの飲み放題にボトルを入れてウイスキーを飲みます。

女性客などくる事がないのでしょう。
私に付いた女の子は、どうして私が店に来たのか、一生懸命聞いてきます。

レズなのか、記者なのか、とね。


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