この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
連攣鎖(つれづれぐさ)*
第33章 カラオケボックス

「え?、スナックとかでしか歌ったことがない?
ボックスに行くチャンスなかったんですか?」

「ああ、だって歌うだけだろう?」

「お酒もありますし、仲間うちだけで好きなもの歌うって楽しいですよ。
じゃあ、行きましょ?
退職までにボックス初体験しちゃいましょ〜」

なんて、違うことまで体験しちゃうことになるんですけれどもね。


まあ、嫌がりもしないので手を引いて近場のボックスに入ります。

伝票ホルダーとマイクの篭を、『これも経験』とトップに持たせて、部屋に向かいます。

「なんか巣みたいだな。」

沢山並ぶドアを通りすぎながらトップは呟きます。

「さあさあ、ここですよ。」

部屋に入り照明、エアコンを調節し、腰掛けてとっとと曲を入れる。

東北出身のトップだから、津軽海峡冬景色…石川さゆり…ん〜、いっかな。

で、メニューを見せて飲み物を決めて、デンモクでオーダー。

うん、時代は変わったもんだ。

曲が始まりイントロの間に飲み物がくる。

「トップの初ボックスに乾杯〜」

飲みながら歌い始めれば、静かに聞き惚れるトップ。

別に私の歌が上手いからではない。

「お前、俺を泣かす気か?」

/393ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ